品質が良く美しい国産の石ブログ:15-09-22
両親はずっと昔からあたしの春を、
長すぎる春を待ちわびて…
そして諦めかけていたようです。
年明けに母と電話でこんな話をしました。
「父、会社辞めるって…」
「なんで?まだ定年来てないやん。
あたし、あと二年あると思て貯金してないで〜。
何もお祝いできへんやんか!」
「夜勤しんどいし、歳も歳やし、父疲れたって…」
「ちょっと、この前、彼氏できた言うたやんかぁ。
未来あるにあたし、そんな暗い話嫌やわぁ。嬉しい事作ったるわ!」
「えっ?そんな(結婚)話、出てるの?」
「いや。まだ何にも…」
父が定年前に会社を辞める事を聞き、
なぜか「このままじゃいかん」と思いたち、
彼氏に即電話をしました。
父の退職が、
あたしの流れを作ってくれたようです。
すぐに日が決まり、
父と彼氏とあたしで
ご飯を食べに行く事に決まりました。
結婚は時期が来ればいつかはするなぁ…と思っていましたが、
父の退職話に乗じてトントンと進んでおります。
あたしは父が大好きです。
小さい頃は、よく怒られよく叩かれたし、
余り喋らないから何を考えているか分からなかったけど…
自転車の後ろにあたしを乗せて、
よくパチンコ屋につれて行ってくれて、
横の台に座って拾い玉で遊ばしてくれたし…
大学時代は、
一緒に日本酒を飲みに、
近所のスナックにもよく連れて行ってくれたり…
きっと、父もあたしが大好きなんでしょう。
でも、父は女の子の人生設計を
幼い頃から勝手に描いていたようです。
そして女の子はことごとく、その道から反れて裏切って…
しかし、
両親不孝な女の子の大逆転のチャンスがやってきました。
しかも、そのチャンスは退職することで
父が作ってくれたようなものです。